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次回配信日は、6月1日です。





竹藪


竹の子ご飯


茹であがった竹の子

 猫に失礼であるが、寺には「猫の額ほどの竹やぶがある」。父先代住職によると、寺の総代さんが、「お寺に竹があれば、竹の子も食べれるし、竹の利用もできる」と、竹の子に最適な孟宗竹(もうそうちく)を植えてくれたそうである。
 戦時中は防空壕を作る場所としても利用された。竹やぶは根が張って崩れないと言われたからである。私が子供のころは格好の隠れ家であり遊び場であったが、書院の建設、参道の整備にともない消失した。

 この時期になると、若竹煮と竹の子ご飯である。前回紹介させていただいた「桜の花の塩漬け」とともに、本格的な春の到来を告げる願成寺の風物詩でもある。
 ところが、竹藪を管理していくのはなかなか大変である。竹の子観光農園のように、充分に手入れがされていて、家族連れで数本の竹の子を採るのは楽しいであろうが、大量に掘るのは大変である。
 仏具屋さんが来たので、「竹の子持っていく?」というと、「いらない、うまく掘れないし、大変だから」という。里山のお寺はおおかた竹藪を所有している。この時期にお寺に行くと、そこに鍬があるから好きなだけ掘っていけとのことである。失礼な言い方であるが、竹藪の整理を仏具屋さんにさせているようなものである。「うちのは煮てあるよ」というと、喜んで持っていった。
 とにかく竹藪は、食べる食べないに関わりなく、生えてきた竹の子の九割方を採る必要がある。そうしなければ、竹藪がジャングル化してしまうのである。数年もの手つかずの竹藪は、人も入れないほど密集していまい大変なことになり、放置された竹藪が、社会問題にすらなっているのである。

 ところが、竹の子は誰にでも掘れるようであるが、多少のコツが必要である。生えてきた竹の子の四方周囲を掘るのは、素人である。生えてきた竹の子をよく観察し、生えてきた方向を見極め、そこに一撃を加えるのである。そしてその場で皮を剥き、すぐに茹でられる状態にして持ち帰る。大鍋で2時間ほど茹で、パウチングをしてさらに煮沸消毒をして、冷蔵庫での保存となる。いわゆるマーケットで売っている竹の子である。茹でた竹の子は、非常に足が速く傷みやすいので、注意が必要である。
 願成寺の竹の子ご飯は、炊き込みご飯ではなく、酢飯に細かく刻んで甘辛く煮た竹の子を和えたご飯で、他では食べることはほとんどないであろう。すこし電子レンジで温めて食すると、蒸し寿司のごとくである。
 お檀家さんであっても、食したことのある人は、少ない。境内の掃除や草刈り、文学講座の参加者などに振る舞われているのである。

 喜寿を越えた住職にとっては、なかなかの重労働である。しかし70才を超えて多少ではあるが、人に喜んでいただけることが、自分の喜びとする感が芽生えてきたようにも思う。

 天主君山現受院願成寺住職
魚 尾 孝 久









新型コロナウィルス感染防止のために

 年忌法要は、感染防止策をとりながら、親族中心におこなっております。

 なお、お墓参り、付け届けは、密となりませんので、お出かけ下さい。

 

辻 説 法 の 会

 お茶を飲みながら、法話をお聴きになりませんか!

日   時
5月15日(金) PM6:00〜7:30
会   場
茶房「 欅(けやき) 」 2F TEL:055-971-5591
講   師
願成寺 住職 魚尾 孝久 師
参 加 費
500円 (飲み物は各自でお支払いください)
主   催
県東部青少年教化協議会(この会は、特定の宗派にこだわらず、
ひとりでも多くの方々に仏教を伝えることを目的に活動する団体です。)
次   回
6月19日(金) 同時刻  真楽寺 住職 勧山 法紹 師

 

宗祇法師の会 (5月例会)

 日大名誉教授藤岡武雄先生を中心といたしまして、宗祇法師の顕彰と研究をする会です。
どなたでも参加できます。申込は不要ですので当日お出掛けください。

日   時
5月18日(月) PM1:30〜3:30
会   場
願成寺 TEL:055-975-1763
参 加 費
無料
主   催
三島ブランド 三島宗祇法師の会

 

大施餓鬼会のお知らせ

 お施餓鬼会法要を、下記のごとく厳修いたしたくご案内申しあげます。ご先祖の供養とともに、一日ではありますが、み仏の教えにふれます良い機会ともいたしたく存じますので、お誘いのうえお申し込み下さい(当日ご参加できません方には、お札を郵送申しあげます)。

日   時
5月30日(土)  【PM2:00】 法要
法   話
住職
供 養 料
3,000円
申 込 み
お参りの折、電話、FAX、E-mail(前日までに)








▼ 文学講座のお誘い
 願成寺公開文学講座といたしまして、『源氏物語』を読んでおります。写本(青表紙本、新典社刊)と活字本とを対校しての講読ですが、参加者全員で声を出しての読みますので初心者の方でもご自由に参加いただけます。
現在、「須磨」の巻に入ったところで、朧月夜との事件から都に居られなくなった光源氏が、須磨へと旅立つところです。
ご一緒に、光源氏とともに須磨への旅を始めましょう。

開 催 日
 毎月 第1,3土曜日(変更あり)
開催時間
 10時〜11時30分
場  所
 願成寺庫裡
費  用
 無料(教科書はお求めいただきます。 1000円〜2000円)
申し込み
 電話、FAX、E-mail

※ご参加をご希望の方は、檀家、非檀家を問わず、どなたでもご参加いただけます。







 ラジオが唯一の情報源であった時代から、新聞やテレビが加わり、小学生までがパソコンや携帯電話を利用している時代となった。ひと昔前の学生の楽しみというと麻雀とお酒が定番であったが、町から雀荘が消え泥酔した学生の姿は少なくなった。これも学生たちの娯楽に選択肢が増えたからであろう。世の中はあらゆる選択肢が増え、情報のアイテムが氾濫し、多様性の時代といえよう。

 教化活動の基本としては、葬儀や年忌法要を始め、修正会、彼岸法要、施餓鬼会、十夜法要と、あらゆる法要での説法であろう。印刷技術の発達によって掲示板伝道、文書伝道ハガキ伝道がおこなわれるようになった。拙寺でも「ハガキ伝道」や「テレホン説法」の経験があり、教化活動も多様化してきたなかで、時代のニーズにあった教化活動の一つとして、「 願成寺メールマガジン 」と名付けてメールマガジンを発行することにした。

 寺院という特質から、教化の対象となるのはお年寄りという現実は否定できない。また檀信徒全体からすれば、どれほどの人が、インターネットを利用しているかと考えるとその効用ははなはだ微少と思われるが、新しい形での教化活動として実験的に発信することにした。

 インターネットによるメールマガジンの配信は、お寺に足を運ぶことの少ないあらゆる世代の皆さまに語りかけることができるであろう。また拙寺のお檀家さま以外の皆さまとも、お寺とのつながりを持たせていただく方法としては最良と考えております。

 毎月二回とは申せ、浅才なわたくしにとってはかなりの重圧となっていくであろうことは想像にかたくない。三回で中止するわけにもいかず、発信を決意するのに一年もかかった始末である。

 諸大徳の応援をお願いいたしながら、皆さまとの交流の場としていきたいと存じます。よろしくお願い申しあげます。

 天主君山現受院願成寺住職
魚 尾 孝 久


 







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