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次回配信日は、2月2日です。





増上寺初詣


愛宕神社


出世の階段

 令和八年一月十日〜十二日まで、大本山増上寺様にて輪番布教を担当しておりました。この時期に、法話を担当するのは初めてでした。日中の境内は、大殿に向かって長蛇の列、正月三ヶ日にお参りができなった方が、三連休中で訪れているとのことでした。法話をしていると、お焼香され手を合わせる方がいたり、神社と区別がつかない方が「パン・パン」と柏手(かしわで)を打っておられる方がいたりしました。
 その増上寺と同じ港区に愛宕神社があります。愛宕神社は階段が有名で、八十六段から成る階段は、高所恐怖症の人ではなくても、怖いと思う急な階段です。その由来は、江戸時代、徳川家光公から「馬に乗ったまま階段で駆け上がり、上に咲いている梅を取って、駆け下りてくることができたならば、褒めてつかわそう」と言われ、一人だけその課題を達成したものがいたそうです。その人は、後に出世することができたということで、「出世の階段」と言われています。

 その愛宕神社は、今年は例年にない長蛇の列ができていました。この神社には「火の神様」が鎮座されているからです。火の神様が注目されているのは、今年の干支が「丙午(ひのえうま)」だからです。

 干支は、本来十二種類の動物と木火土金水の五つのエネルギーを組合せて成り立っています。したがって、合計60種類の干支があるわけです。今年は、火の力を持つ「丙」と火の性質を持つ「午」が重なる「炎の年」なのです。良い意味で言えば、情熱勢い・大きな飛躍と言えますが、良いことも悪いことも二極化しやすい年だそうです。それをご存じの方が、愛宕神社のお札を手に入れるために、数時間並んでいたのです。

 お経では火を私たちの煩悩に喩えることがあります。お釈迦様の言葉にこのようなものがあります。

 「世界はどこも留まっていない。どの方角も揺れ動いている。私は安住の地を求めたが、既に死や苦しみに取り付かれていない所はなかった。殺そうと争う人を見よ武器をとって、討とうとしたことから恐怖が起こった。すべてのものは燃えている。欲望と怒りと愚かさによって。」『パーリ語経典』「NHKスペシャル・ブッダ大いなる旅路ナレーション参考」

 お釈迦様は、激しい社会の動きの中で争う人の心が、まるで炎が燃えさかっているようだと仰せになっています。私たちの心には、欲望(貪り)、怒り(瞋恚)、愚か(愚痴)といった煩悩があるとし、その心の働きによって、私たちは迷い苦しんでしまうというのです。そして、煩悩を断ちきれないものは、後生も生まれ変わり死に変わりの苦しみを受けていかなければならないと説かれています。
 例えば、人間関係で考えてみると、私たちは自分の都合が良い相手とは仲良くしますが、その仲良くしていた人が今度は自分の都合が悪くなった途端に、怒りや憎しみへと心が転じてしまうことありませんでしょうか。その原因は、私たちの心に煩悩が存在するからであると説くのです。
 その連鎖から離れていくために、仏教を実践する人たちは、善行によって煩悩を抑え、命終えた後は、良い生まれ変わりができるようにと願うのであります。

 したがって、油断せず一喜一憂しない心がけが必要な年なのでありましょう。「おれが」の炎ではなく、相手の心を温かくする火を灯すような、一年になりますよう心がけたいものですね。

 海福寺  瀧 沢 行 彦 









新型コロナウィルス感染防止のために

 年忌法要は、感染防止策をとりながら、親族中心におこなっております。

 なお、お墓参り、付け届けは、密となりませんので、お出かけ下さい。

 

辻 説 法 の 会

 お茶を飲みながら、法話をお聴きになりませんか!

日   時
1月16日(金) PM6:00〜7:30
会   場
茶房「 欅(けやき) 」 2F TEL:055-971-5591
講   師
傳心寺 住職 井上 正信 師
参 加 費
500円 (飲み物は各自でお支払いください)
主   催
県東部青少年教化協議会(この会は、特定の宗派にこだわらず、
ひとりでも多くの方々に仏教を伝えることを目的に活動する団体です。)
次   回
2月20日(金) 同時刻  常林寺 住職 山田 太壱 師

 

宗祇法師の会 (1月例会)

 日大名誉教授藤岡武雄先生を中心といたしまして、宗祇法師の顕彰と研究をする会です。
どなたでも参加できます。申込は不要ですので当日お出掛けください。

日   時
1月19日(月) PM1:30〜3:30
会   場
願成寺 TEL:055-975-1763
参 加 費
無料
主   催
三島ブランド 三島宗祇法師の会








▼ 文学講座のお誘い
 願成寺公開文学講座といたしまして、『源氏物語』を読んでおります。写本(青表紙本、新典社刊)と活字本とを対校しての講読ですが、参加者全員で声を出しての読みますので初心者の方でもご自由に参加いただけます。
現在、「須磨」の巻に入ったところで、朧月夜との事件から都に居られなくなった光源氏が、須磨へと旅立つところです。
ご一緒に、光源氏とともに須磨への旅を始めましょう。

開 催 日
 毎月 第1,3土曜日(変更あり)
開催時間
 10時〜11時30分
場  所
 願成寺庫裡
費  用
 無料(教科書はお求めいただきます。 1000円〜2000円)
申し込み
 電話、FAX、E-mail

※ご参加をご希望の方は、檀家、非檀家を問わず、どなたでもご参加いただけます。







 ラジオが唯一の情報源であった時代から、新聞やテレビが加わり、小学生までがパソコンや携帯電話を利用している時代となった。ひと昔前の学生の楽しみというと麻雀とお酒が定番であったが、町から雀荘が消え泥酔した学生の姿は少なくなった。これも学生たちの娯楽に選択肢が増えたからであろう。世の中はあらゆる選択肢が増え、情報のアイテムが氾濫し、多様性の時代といえよう。

 教化活動の基本としては、葬儀や年忌法要を始め、修正会、彼岸法要、施餓鬼会、十夜法要と、あらゆる法要での説法であろう。印刷技術の発達によって掲示板伝道、文書伝道ハガキ伝道がおこなわれるようになった。拙寺でも「ハガキ伝道」や「テレホン説法」の経験があり、教化活動も多様化してきたなかで、時代のニーズにあった教化活動の一つとして、「 願成寺メールマガジン 」と名付けてメールマガジンを発行することにした。

 寺院という特質から、教化の対象となるのはお年寄りという現実は否定できない。また檀信徒全体からすれば、どれほどの人が、インターネットを利用しているかと考えるとその効用ははなはだ微少と思われるが、新しい形での教化活動として実験的に発信することにした。

 インターネットによるメールマガジンの配信は、お寺に足を運ぶことの少ないあらゆる世代の皆さまに語りかけることができるであろう。また拙寺のお檀家さま以外の皆さまとも、お寺とのつながりを持たせていただく方法としては最良と考えております。

 毎月二回とは申せ、浅才なわたくしにとってはかなりの重圧となっていくであろうことは想像にかたくない。三回で中止するわけにもいかず、発信を決意するのに一年もかかった始末である。

 諸大徳の応援をお願いいたしながら、皆さまとの交流の場としていきたいと存じます。よろしくお願い申しあげます。

 天主君山現受院願成寺住職
魚 尾 孝 久


 







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