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次回配信日は、9月15日です。





アルゼンチンのステーキ


パラグアイ国境のハードロックカフェ


シュラスコの伝統的な焼き方


現代的なシュラスコレストラン


カイピリーニャ

 前回は、南米開教について書かせていただいたが、今回は南米での2週間の生活について書いていきたい。
 ブラジルの他、現地のお檀家さん達と共にアルゼンチン、パラグアイと2カ国も訪問したが、3カ国とも、肉、特に牛肉をよく食べる国である。私自身も肉は大好きで、むしろ得意であり、赤身肉がメインの3カ国は、お腹にしっかりと貯まって最高ではないか、と考えていた。確かにおいしいのである。

 アルゼンチンでは、アルゼンチン産の牛ステーキ1ポンド(450g)とアルゼンチンワインに舌鼓を打った。特にアルゼンチンワインはアルゼンチン国内では安くても、ブラジルなどの周辺国では高級ワインとなる。案内をしてくれたお檀家さん達は、箱で買って2週間楽しめ!と言っていたのだが、南米2日目の私達スタッフは、いやいやそんな飲めないと、6本しか買わず、後で足りないと後悔をすることとなった。

 パラグアイは、ブラジルから徒歩で国境の橋を渡って入国した。スリが多いので身一つで行くようにと言われて、スタッフ一同戦々恐々と向かった。国境の町は、様々な免税店が建ち並び、ブラジルよりも安く買えるので、ブラジルからの買い物客が多い。その買い物客と荷物を運ぶタクシーやバイク便の運転手も多く、食べ物屋がたくさんある。道ばたには屋台もあり、肉を焼く良い匂いが立ちこめていた。ただ、我々はスリを恐れ、財布は置いてきてしまったので、匂いを楽しむしかできなかった。
 国境のそばにはハードロックカフェがあり、アメリカ的なハンバーガーなども提供されていたが、屋台の方が興味を引かれた。
 パラグアイは、第二次大戦後の日本が大変な時期に、移民を積極的に受け入れてくれた国である。日本人に対して友好的な国であり、日系人社会も現在でも元気であり、農業従事者が多い。後で聞くとパラグアイ国内の肉も野菜も美味しく、特に日系人達の野菜などは美味しいらしく、食べればよかった、と少し悔しい思いをした。

 さてブラジル料理というと、シュラスコは日本人にも馴染みであろう。肉を串に刺して焼き、目の前で切り落としてくれる、日本では少しお高めな食事である。
 ブラジルでも様々な価格帯のレストランで提供している。我々はお寺でもご飯をいただくことも多く、何回もシュラスコは食べる機会があった。炭火で2日かけて焼く伝統的なシュラスコや、レストランで焼きが自動化されたシュラスコなど様々であった。
 赤身肉だけでなく、牛の背中のコブや、鶏肉、砂肝など様々な部位を塩で食べると、肉本来の味が引き立ちとても美味しかった。この肉と、焼きパイナップル、ビール、カサーシャというサトウキビの蒸留酒を寝かせたものなどが合うのである。カイピリーニャというカサーシャとライム、角砂糖で飲む伝統的なカクテルは、40度のお酒をグビグビ飲めてしまい、これは明日に響くと自重を皆でしたくらいである。
 シュラスコは、食べたい部位だけ食べればいいので、自席にお肉を持った店員さんが来ても、この肉は食べないと断らないとすぐにお腹が破裂しそうになる。勇気ある決断をしないと、食べたい肉にはたどり着かないのだ。

 こう書いていると、肉を楽しんだ2週間のように感じるだろう。確かに肉は楽しんだ。適度に日系人達のブラジルナイズドされた日本食を食べていたので、ホームシックになることもなく、ブラジルの肉を堪能できていた。
 ただ、身体は楽しんでくれていなかった。ブラジル到着から5日後、スタッフ一同はトイレで悶絶することになる。大変汚い話だが、切実かつ日本人である事を痛感させられたのである。
 肉がメインで、野菜はあまりない生活が続くと、日本人は便秘気味になる。そしてトイレに籠もる時間が増える。25人以上のスタッフのうち、以前開教使として赴任していた2名を除き、全員がお尻の痛みと戦うことになったのだ…。
 そもそも水洗トイレはブラジルにはない。拭いた紙は専用のゴミ箱に入れる。トイレ洗浄機は、お金持ちの家にあるが、シャワーを直接自分で当てるタイプで、日本のそれとは全く違う。また、紙がとてもガサガサで痛い。肉を多く食べると紙を使う回数がとても多くなるのだ。
 6日目から、野菜が食べたい、日本のトイレが恋しい、と全員が思いながら過ごしたのだ…。離日の前日、携帯おしり洗浄機を買おうか迷い、大丈夫だろうと高をくくった自身を恨んだ。とにかく、肉はおいしくてもこうなると、食べるのが少し怖くなる。それでも肉しか食べるものは基本的にない。あとは付け合わせのジャガイモか、甘いケーキやお菓子、チーズくらいである。

 ブラジルからの帰国の飛行機の中で、柔らかいトイレットペーパーと水洗トイレが使えたことは、何よりも嬉しかった。25時間以上の移動でも、トイレ事情が良ければ、苦でもなかった。成田空港でトイレに行った時、日本に帰ってきたね、とお坊さん達20人以上が笑顔でいたのは、端から見ると不思議な光景だったかもしれない。ただ、2週間トイレと向き合ったが故の笑顔だったのである。
 これだけ辛かった、と言いながらも、帰国して1ヶ月の間にブラジル料理を食べに数回行ったのだから、胃袋はちゃんとブラジルに染まっていたのかもしれない。
 そして、帰国してすぐに、携帯おしり洗浄機を買ったので、次南米に行く時は、忘れず持参して、もっとブラジル料理を堪能したい。

 願成寺副住職  魚 尾 和 瑛 









新型コロナウィルス感染防止のために

 年忌法要は、感染防止策をとりながら、親族中心におこなっております。

 なお、お墓参り、付け届けは、密となりませんので、お出かけ下さい。

 

辻 説 法 の 会

 お茶を飲みながら、法話をお聴きになりませんか!

日   時
9月19日(金) PM6:00〜7:30
会   場
茶房「 欅(けやき) 」 2F TEL:055-971-5591
講   師
霊山寺 副住職 山田 高之 師
参 加 費
500円 (飲み物は各自でお支払いください)
主   催
県東部青少年教化協議会(この会は、特定の宗派にこだわらず、
ひとりでも多くの方々に仏教を伝えることを目的に活動する団体です。)
次   回
10月17日(金) 同時刻  光厳寺 住職 五味 寛融 師

 

宗祇法師の会 (9月例会)

 日大名誉教授藤岡武雄先生を中心といたしまして、宗祇法師の顕彰と研究をする会です。
どなたでも参加できます。申込は不要ですので当日お出掛けください。

日   時
9月29日(月) PM1:30〜3:30
会   場
願成寺 TEL:055-975-1763
参 加 費
無料
主   催
三島ブランド 三島宗祇法師の会

 

小学生百人一首競技かるた大会 願成寺古今伝授杯

 「三島せせらぎ会」 西郷直樹永世名人ほか指導のもと、「願成寺古今伝授杯」争奪戦がおこなわれます。初心者大歓迎です。また、賞品等全員に参加賞あります。

日   時
10月26日(日) PM12:30〜
会   場
願成寺本堂 TEL:055-975-1763
募集人数
小学生32名
〆   切
10月20日(月)
申込方法
主   催
願成寺百人一首古今伝授杯実行委員会








▼ 文学講座のお誘い
 願成寺公開文学講座といたしまして、『源氏物語』を読んでおります。写本(青表紙本、新典社刊)と活字本とを対校しての講読ですが、参加者全員で声を出しての読みますので初心者の方でもご自由に参加いただけます。
現在、「須磨」の巻に入ったところで、朧月夜との事件から都に居られなくなった光源氏が、須磨へと旅立つところです。
ご一緒に、光源氏とともに須磨への旅を始めましょう。

開 催 日
 毎月 第1,3土曜日(変更あり)
開催時間
 10時〜11時30分
場  所
 願成寺庫裡
費  用
 無料(教科書はお求めいただきます。 1000円〜2000円)
申し込み
 電話、FAX、E-mail

※ご参加をご希望の方は、檀家、非檀家を問わず、どなたでもご参加いただけます。







 ラジオが唯一の情報源であった時代から、新聞やテレビが加わり、小学生までがパソコンや携帯電話を利用している時代となった。ひと昔前の学生の楽しみというと麻雀とお酒が定番であったが、町から雀荘が消え泥酔した学生の姿は少なくなった。これも学生たちの娯楽に選択肢が増えたからであろう。世の中はあらゆる選択肢が増え、情報のアイテムが氾濫し、多様性の時代といえよう。

 教化活動の基本としては、葬儀や年忌法要を始め、修正会、彼岸法要、施餓鬼会、十夜法要と、あらゆる法要での説法であろう。印刷技術の発達によって掲示板伝道、文書伝道ハガキ伝道がおこなわれるようになった。拙寺でも「ハガキ伝道」や「テレホン説法」の経験があり、教化活動も多様化してきたなかで、時代のニーズにあった教化活動の一つとして、「 願成寺メールマガジン 」と名付けてメールマガジンを発行することにした。

 寺院という特質から、教化の対象となるのはお年寄りという現実は否定できない。また檀信徒全体からすれば、どれほどの人が、インターネットを利用しているかと考えるとその効用ははなはだ微少と思われるが、新しい形での教化活動として実験的に発信することにした。

 インターネットによるメールマガジンの配信は、お寺に足を運ぶことの少ないあらゆる世代の皆さまに語りかけることができるであろう。また拙寺のお檀家さま以外の皆さまとも、お寺とのつながりを持たせていただく方法としては最良と考えております。

 毎月二回とは申せ、浅才なわたくしにとってはかなりの重圧となっていくであろうことは想像にかたくない。三回で中止するわけにもいかず、発信を決意するのに一年もかかった始末である。

 諸大徳の応援をお願いいたしながら、皆さまとの交流の場としていきたいと存じます。よろしくお願い申しあげます。

 天主君山現受院願成寺住職
魚 尾 孝 久


 







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