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次回配信日は、8月16日です。





最期をむかえたグマゼミ


夏の朝の境内

 ふと玄関先に、1匹の蝉が死んでいた。そっと草むらに投げやった。死んでいるとはいえ、車に轢かれ粉々になってしまうのが嫌であったからである。

 そういえば、年々蝉の鳴き声が少なくなったようにも思える。寺の周辺は、市街化調整区域であるので、いちじるしく市街化が進み、自然環境が変化したとも思われない。
 毎年激化するような猛暑と蝉の大合唱が、真夏の到来を告げ、盛夏を迎えた思いと耐えがたい暑さとの混沌とした世界観がないのである。ただ猛暑だけの夏であり、蝉たちは何処へ行ってしまったのであろうか。五月蠅いほどに鳴く蝉の声がないと、一抹の寂しさを感ずる今日この頃である。
 確定した情報ではないが、昨今の猛暑が関係しているという。地中の温度が急激に変化したことで羽化が狂い、また羽化ができずに死んでしまったのではなかろうか。さらには今年の空梅雨により、地中の乾燥がひどく、蝉の幼虫が地表に出られなかったのではなかろうかという。まことしやかである。

 子供のころは、夏は虫取りが毎日の仕事であった。虫籠と虫取り網を買ってもらい、帽子を被っての出陣である。日曜などは父親に連れられての虫取り姿を目にしたが、我が家の父親はそのようなことはしない。父は本(Book)は充分に与えてくれたが、川遊びやキャッチボールそして虫取りとアウトドアでの親子の記憶は一度もない。ひとりでの挑戦であったが、寂しさは微塵もなかった。虫取りは、我が寺の境内地であったからである。
 小学生低学年の子供には、そう簡単に捕まえることができるものではない。オシッコのシャワーを浴びるばかりである。捕まえた蝉は宝物であるが、次の日にはカゴの中でみな死んでいた。カラカラと捨てるのが嫌(いや)だった。たとえ虫とはいえ、その虫の死に関与することは快いものではなかったためであろう。また明日、「捕ればよい」と、籠から蝉を出した記憶がある。「蝉さん遊んでくれてありがとう」など、ヒュウーマン的な気持ちはなかった。「明日も捕まえてやるぞ」の気持ちであったように思う。
 蝉も少なくなったが、蚊に刺されながらの蝉取りの子供もほとんど見ない。夏休み朝起きて、習い事やゲームであろうか。

 今回のメルマガで、蝉がカメムシの仲間であることを知って驚いた。昨年から今年もカメムシが異常発生して、農家ばかりでなく市街地までの進入で大騒ぎである。わが願成寺菜園も例外ではなく、時にはナスやキュウリに連なっている。捕獲するといやな臭いを放つ厄介者である。
 カメムシ目あるいは半翅目(はんしもく)は、昆虫の分類群のひとつで、口が針状になっているのが特徴である。カメムシのほか、タガメ、アメンボ、セミ、ウンカ、アブラムシなど、人間に関わりのあるものも多く、非常に多様性に富むという (ウィキペディア)。
 蝉が私の心の中で、少し羽ばたいたかのようでもあるが、少年時代の思い出は揺らぐことはない。

 70年も昔のことであるが、多くの家で犬を飼っていたが、おおかた放し飼いであった。ペルという名で、十`ほどの雑種である。おやつのサツマイモを食べるときはかならずペルを呼ぶ。犬も心得ていて芋のヘタと皮のご馳走にあずかるのである。
 セミが最期を迎え、もう飛ぶことできず地面を転がっていると、わがペルは追いかけ食するのである。ご飯に味噌汁をかけた餌のペルにとって、貴重なタンパク質であったかもしれない。

【市街化調整区域】
市街化調整区域とは、無秩序な市街化の進行を抑制するために、建物や工作物の建築などが制限されている区域のことです。原則として、住宅や商業施設の建築は認められていません。 (AI による概要)

【カメムシの臭い】
カメムシの臭いは、刺激性のあるアルデヒド類を主成分とする分泌物によるもので、身を守るための防御行動や仲間への情報伝達に使われます。この臭いは、水に溶けやすい成分と油に溶けやすい成分が混ざっているため、普通に洗っただけでは落ちにくいのが特徴です。 (AI による概要)

【セミ】
蝉はセミ(虫+單・蝉)は、カメムシ目(半翅目)・頸吻亜目・セミ上科(Cicadoidea)に分類される昆虫の総称。「鳴く昆虫」の一つとして知られる。ただし鳴くのは成虫の雄だけであり雌は鳴かない。カメムシ目(カメムシもく)あるいは半翅目(はんしもく) Hemiptera は、昆虫の分類群のひとつで、口が針状になっているのが特徴である。カメムシのほか、タガメ、アメンボ、セミ、ウンカ、アブラムシなど、人間に関わりのあるものも多く、非常に多様性に富む。

 天主君山現受院願成寺住職
魚 尾 孝 久









新型コロナウィルス感染防止のために

 年忌法要は、感染防止策をとりながら、親族中心におこなっております。

 なお、お墓参り、付け届けは、密となりませんので、お出かけ下さい。

 

辻 説 法 の 会

 お茶を飲みながら、法話をお聴きになりませんか!

日   時
8月8日(金) PM6:00〜7:30
会   場
茶房「 欅(けやき) 」 2F TEL:055-971-5591
講   師
金剛寺 住職 水田 真道 師
参 加 費
500円 (飲み物は各自でお支払いください)
主   催
県東部青少年教化協議会(この会は、特定の宗派にこだわらず、
ひとりでも多くの方々に仏教を伝えることを目的に活動する団体です。)
次   回
9月19日(金) 同時刻  霊山寺 副住職 山田 高之 師

 

8月のお盆棚経

 お盆の棚経は、「お寺での棚経」 が中心となりますが、7月下旬にハガキにてご案内申しあげます。

 

宗祇法師の会 (8月例会)

 日大名誉教授藤岡武雄先生を中心といたしまして、宗祇法師の顕彰と研究をする会です。
どなたでも参加できます。申込は不要ですので当日お出掛けください。

日   時
8月25日(月) PM1:30〜3:30
会   場
願成寺 TEL:055-975-1763
参 加 費
無料
主   催
三島ブランド 三島宗祇法師の会








▼ 文学講座のお誘い
 願成寺公開文学講座といたしまして、『源氏物語』を読んでおります。写本(青表紙本、新典社刊)と活字本とを対校しての講読ですが、参加者全員で声を出しての読みますので初心者の方でもご自由に参加いただけます。
現在、「須磨」の巻に入ったところで、朧月夜との事件から都に居られなくなった光源氏が、須磨へと旅立つところです。
ご一緒に、光源氏とともに須磨への旅を始めましょう。

開 催 日
 毎月 第1,3土曜日(変更あり)
開催時間
 10時〜11時30分
場  所
 願成寺庫裡
費  用
 無料(教科書はお求めいただきます。 1000円〜2000円)
申し込み
 電話、FAX、E-mail

※ご参加をご希望の方は、檀家、非檀家を問わず、どなたでもご参加いただけます。







 ラジオが唯一の情報源であった時代から、新聞やテレビが加わり、小学生までがパソコンや携帯電話を利用している時代となった。ひと昔前の学生の楽しみというと麻雀とお酒が定番であったが、町から雀荘が消え泥酔した学生の姿は少なくなった。これも学生たちの娯楽に選択肢が増えたからであろう。世の中はあらゆる選択肢が増え、情報のアイテムが氾濫し、多様性の時代といえよう。

 教化活動の基本としては、葬儀や年忌法要を始め、修正会、彼岸法要、施餓鬼会、十夜法要と、あらゆる法要での説法であろう。印刷技術の発達によって掲示板伝道、文書伝道ハガキ伝道がおこなわれるようになった。拙寺でも「ハガキ伝道」や「テレホン説法」の経験があり、教化活動も多様化してきたなかで、時代のニーズにあった教化活動の一つとして、「 願成寺メールマガジン 」と名付けてメールマガジンを発行することにした。

 寺院という特質から、教化の対象となるのはお年寄りという現実は否定できない。また檀信徒全体からすれば、どれほどの人が、インターネットを利用しているかと考えるとその効用ははなはだ微少と思われるが、新しい形での教化活動として実験的に発信することにした。

 インターネットによるメールマガジンの配信は、お寺に足を運ぶことの少ないあらゆる世代の皆さまに語りかけることができるであろう。また拙寺のお檀家さま以外の皆さまとも、お寺とのつながりを持たせていただく方法としては最良と考えております。

 毎月二回とは申せ、浅才なわたくしにとってはかなりの重圧となっていくであろうことは想像にかたくない。三回で中止するわけにもいかず、発信を決意するのに一年もかかった始末である。

 諸大徳の応援をお願いいたしながら、皆さまとの交流の場としていきたいと存じます。よろしくお願い申しあげます。

 天主君山現受院願成寺住職
魚 尾 孝 久


 







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