願成寺ホームページは、 こちら(https://ganjoji.com/)です。

次回配信日は、11月15日です。





古今伝授(一藤木秀光画)


開催案内(一藤木秀光画)


大会の様子


競技


 10月29日、願成寺本堂を会場として、「願成寺百人一首古今伝授杯」が開催されました。

 わが町三島は「古今伝授のまち三島」と称して、さらに「和歌のまち三島」へと展開をとげようとしています。
 そこでまず「古今伝授」とは何か市のHOME PAGE(ホームページ)から引用させていただこう。

  「古今伝授(こきんでんじゅ)」とは、簡単にいうと『古今和歌
  集(こきんわかしゅう・古今集)』の解釈についての秘伝です。
  その『古今和歌集』は、醍醐(だいご)天皇の命により、紀貫之
  (きのつらゆき)・紀友則(きのとものり)・凡河内躬恒(おおこ
  うちのみつね)・壬生忠岑(みぶのただみね)ら四人の撰者が、
  延喜(えんぎ)5年(905)に編纂した日本で最初の勅撰(ちょくせ
  ん・天皇の命により編まれた)和歌集です。以後二十一集の勅
  撰集が編まれますが、どの集も古今集を基本としており、歌
  道をたしなむ者にとって、必ず知らなければならない重要な
  歌集でした。皆さんご存じの『小倉百人一首』においても、
  古今集以外の歌集から選ばれている歌は二首から十四首程度
  なのに対し、古今集からは二十四首と群を抜いています。
  「古今伝授」は古今集の解釈を師から弟子へ秘伝という形で
  後世に伝えたものです。古今集の成立後、ほどなく始まった
  と推定されますが、形式化されたのが文明3年(1471)三島で
  行われた、東常縁(とうのつねより)から連歌師宗祇(そうぎ)へ
  の伝授といわれています。

 何と、「その伝授がわが寺願成寺で行われた」と考えて良いというのでないですか。これは寺としても地域のために、すこし大袈裟であるが和歌のために、和歌の聖地としての活動の一環として、「小学生百人一首競技かるた大会」の運びとなりました。
 今回の大会を指導していただく「三島せせらぎ会」には、競技かるた永世名人西郷直樹氏がおられ、また第68期名人(2022)川瀬将義さんが所属しており、直々のご指導の下での大会となりました。

 昨年プレ大会を行いましたが、今年は三島市小学生6000人全員に案内のハガキを配布させていただき、ネットを中心に申し込んでいただきました。40人の定員に45人の応募があり、抽選をせず全員に参加いただき、百人一首を学び、競技を楽しみました。なかには、一枚も取れず涙する子を母親が慰めるなど、悲喜こもごもの光景もありました。今回の古今伝授杯は、初めての子、せせらぎ会で頑張っている子と力の差がありますので、全参加者の抽選で3名の子供さんにカルタを進呈いたしました。
 また競技では、全勝した子10人の抽選で3名に西郷永世名人よりカルタが贈られました。

 子供さんにそれぞれ保護者の方が参加されており、スタッフを含め100人近い人が集まり、60畳ほどの本堂では、狭く感じられましたが、百人一首を楽しんでいただきました。

 「和歌は小学生のときからいろいろな形で親しんでほしい」とおっしゃる宗祇法師の会顧問の藤岡武雄先生が、最後まで和やかに観戦されておられたのが印象的でした。

 天主君山現受院願成寺住職
魚 尾 孝 久









新型コロナウィルス感染防止のために

 年忌法要は、感染防止策をとりながら、親族中心におこなっております。

 なお、お墓参り、付け届けは、密となりませんので、お出かけ下さい。

 

十夜法要のご案内

 本年もお十夜の季節となりました。一日ではありますが、ご先祖のご供養とともに、み仏の教えにふれますよい機会ともいたしたく存じますので、お誘いのうえお申し込み下さい。

日   時
11月11日(土)14時より
会   場
願成寺 本堂
法   話
秘宝初公開「舞妓さんと住職」本物なら?
講   師
住職
供 養 料
3,000円
申 込 み
専用ハガキ、電話、FAX、E-mail (前日までに)

 

辻 説 法 の 会

 お茶を飲みながら、法話をお聴きになりませんか!

日   時
11月17日(金) PM6:00〜7:30
会   場
茶房「 欅(けやき) 」 2F TEL:055-971-5591
講   師
光厳寺住職 五味 寛融 師
参 加 費
500円 (飲み物は各自でお支払いください)
主   催
県東部青少年教化協議会(この会は、特定の宗派にこだわらず、
ひとりでも多くの方々に仏教を伝えることを目的に活動する団体です。)
次   回
12月15日(金) 同時刻  大泉寺住職 小島 健布 師

 

宗祇法師の会 (11月例会)

 日大名誉教授藤岡武雄先生を中心といたしまして、宗祇法師の顕彰と研究をする会です。
どなたでも参加できます。申込は不要ですので当日お出掛けください。

日   時
11月27日(月) PM1:30〜3:30
会   場
願成寺 TEL:055-975-1763
参 加 費
無料
主   催
三島ブランド 三島宗祇法師の会








▼ 文学講座のお誘い
 願成寺公開文学講座といたしまして、『源氏物語』を読んでおります。写本(青表紙本、新典社刊)と活字本とを対校しての講読ですが、参加者全員で声を出しての読みますので初心者の方でもご自由に参加いただけます。
現在、「須磨」の巻に入ったところで、朧月夜との事件から都に居られなくなった光源氏が、須磨へと旅立つところです。
ご一緒に、光源氏とともに須磨への旅を始めましょう。

開 催 日
 毎月 第1,3土曜日(変更あり)
開催時間
 10時〜11時30分
場  所
 願成寺庫裡
費  用
 無料(教科書はお求めいただきます。 1000円〜2000円)
申し込み
 電話、FAX、E-mail

※ご参加をご希望の方は、檀家、非檀家を問わず、どなたでもご参加いただけます。







 ラジオが唯一の情報源であった時代から、新聞やテレビが加わり、小学生までがパソコンや携帯電話を利用している時代となった。ひと昔前の学生の楽しみというと麻雀とお酒が定番であったが、町から雀荘が消え泥酔した学生の姿は少なくなった。これも学生たちの娯楽に選択肢が増えたからであろう。世の中はあらゆる選択肢が増え、情報のアイテムが氾濫し、多様性の時代といえよう。

 教化活動の基本としては、葬儀や年忌法要を始め、修正会、彼岸法要、施餓鬼会、十夜法要と、あらゆる法要での説法であろう。印刷技術の発達によって掲示板伝道、文書伝道ハガキ伝道がおこなわれるようになった。拙寺でも「ハガキ伝道」や「テレホン説法」の経験があり、教化活動も多様化してきたなかで、時代のニーズにあった教化活動の一つとして、「 願成寺メールマガジン 」と名付けてメールマガジンを発行することにした。

 寺院という特質から、教化の対象となるのはお年寄りという現実は否定できない。また檀信徒全体からすれば、どれほどの人が、インターネットを利用しているかと考えるとその効用ははなはだ微少と思われるが、新しい形での教化活動として実験的に発信することにした。

 インターネットによるメールマガジンの配信は、お寺に足を運ぶことの少ないあらゆる世代の皆さまに語りかけることができるであろう。また拙寺のお檀家さま以外の皆さまとも、お寺とのつながりを持たせていただく方法としては最良と考えております。

 毎月二回とは申せ、浅才なわたくしにとってはかなりの重圧となっていくであろうことは想像にかたくない。三回で中止するわけにもいかず、発信を決意するのに一年もかかった始末である。

 諸大徳の応援をお願いいたしながら、皆さまとの交流の場としていきたいと存じます。よろしくお願い申しあげます。

 天主君山現受院願成寺住職
魚 尾 孝 久


 







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