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次回配信日は、9月15日です。





羽虫の飛来を待つアマガエル


受粉して歩くハチ


テントウ虫の来訪


ウリハムシ

 9月に入り、夏野菜も終盤となり、畑は秋野菜定植のための準備にはいっている。ナスは高温を好むので、連日の猛暑に関係なく、水と肥料さえ与えておけば次から次へと結実していく。ナスはひと株で一日に5〜10リットルほどの水が必要であるという人もいる。週に一度は、田んぼのように水を張るともいう。如露(ジョロ)で水やりなどはほとんど効果がなく、生命は維持できるのかもしれないが、良い実を着けさせるにはまったく不足なのである。
 菜園の前には農業用水が絶え間なく流れているが、水利権がないために使用できない。当然のことながら、水道水をタンクに入れて運び、散水ホースを使って350リットルの水を1時間かけて散水するのである。
 タンクの容量は400リットルであるが、350リットルの積載である。普段はあまり気にすることはないが、軽トラの最大積載量は350kgである所以である。

 菜園には、いろいろな虫たちもやってくる。お天気が良いので散歩でもと思うのは人間だけで、虫たちはまず食事に有りつくためであり、そして次世代に命をつなぐためのパートナー探しである。
 そうそう雨蛙(あまがえる)もやってくる。餌を探すというよりも、葉の上で微動だにせず、ただ目の前に羽虫などの訪れるのを待っている。驚かさなければ、同じ場所に1時間はゆうにいる。
 つぎは、蜂である。蜜蜂を始め、アシナガバチまで3〜4種類の来訪である。忙しく雄花雌花をまわって歩く姿は、受粉のお手伝いのように見えるが、キュウリはカボチャやトマトと違って受粉しなくとも実がなるのである。いわゆる雌花と雄花を受粉させなくても実が作られる「単為結果性」の野菜なのである。しかし、キュウリの花に蜜蜂が飛び交っているのは、絵になるので、「それでよし」とする。
 テントウ虫は益虫といわれ、アブラムシを捕食してくれるので、ありがたい虫ということになるが。テントウ虫がいるということは、アブラムシがいることであり、アブラムシ駆除をしなければ大変なことになる。テントウ虫の来訪を素直に喜べない、住職である。

 夏野菜の時期、もっとも忌々しいのが、ウリハムシである。名の通り、ウリ科の植物には必ず飛来してきて、食害をくり返す。葉はむろんのこと、キュウリ本体から花までもかじるのである。農薬に頼ることも可能であるが、10本ほどのキュウリであるから捕殺である。毎朝30匹捕ることにしているが、相手は羽があり、人の気配を察すると逃げていく。こちらは年々動きが鈍くなることに問題がある。
 いまひとつ、このウリハムシが憎いのは、いたるところで交尾をしていることである。神聖な願成寺菜園をラブホ化していることである。決してネオンや看板を立てているわけではないが。
 夢中?な2匹は捕獲しやすいメリットがある。

 まだまだ残暑のなかであるが、菜園のなかは賑やかである。

 天主君山現受院願成寺住職
魚 尾 孝 久









新型コロナウィルス感染防止のために

 年忌法要は、感染防止策をとりながら、親族中心におこなっております。

 なお、お墓参り、付け届けは、密となりませんので、お出かけ下さい。

 

辻 説 法 の 会

 お茶を飲みながら、法話をお聴きになりませんか!

日   時
9月15日(金) PM6:00〜7:30
会   場
茶房「 欅(けやき) 」 2F TEL:055-971-5591
講   師
金剛寺住職 水田 真道 師
参 加 費
500円 (飲み物は各自でお支払いください)
主   催
県東部青少年教化協議会(この会は、特定の宗派にこだわらず、
ひとりでも多くの方々に仏教を伝えることを目的に活動する団体です。)
次   回
10月20日(金) 同時刻  霊山寺副住職 山田 高之 師

 

宗祇法師の会 (9月例会)

 日大名誉教授藤岡武雄先生を中心といたしまして、宗祇法師の顕彰と研究をする会です。
どなたでも参加できます。申込は不要ですので当日お出掛けください。

日   時
9月25日(月) PM1:30〜3:30
会   場
願成寺 TEL:055-975-1763
参 加 費
無料
主   催
三島ブランド 三島宗祇法師の会








▼ 文学講座のお誘い
 願成寺公開文学講座といたしまして、『源氏物語』を読んでおります。写本(青表紙本、新典社刊)と活字本とを対校しての講読ですが、参加者全員で声を出しての読みますので初心者の方でもご自由に参加いただけます。
現在、「須磨」の巻に入ったところで、朧月夜との事件から都に居られなくなった光源氏が、須磨へと旅立つところです。
ご一緒に、光源氏とともに須磨への旅を始めましょう。

開 催 日
 毎月 第1,3土曜日(変更あり)
開催時間
 10時〜11時30分
場  所
 願成寺庫裡
費  用
 無料(教科書はお求めいただきます。 1000円〜2000円)
申し込み
 電話、FAX、E-mail

※ご参加をご希望の方は、檀家、非檀家を問わず、どなたでもご参加いただけます。







 ラジオが唯一の情報源であった時代から、新聞やテレビが加わり、小学生までがパソコンや携帯電話を利用している時代となった。ひと昔前の学生の楽しみというと麻雀とお酒が定番であったが、町から雀荘が消え泥酔した学生の姿は少なくなった。これも学生たちの娯楽に選択肢が増えたからであろう。世の中はあらゆる選択肢が増え、情報のアイテムが氾濫し、多様性の時代といえよう。

 教化活動の基本としては、葬儀や年忌法要を始め、修正会、彼岸法要、施餓鬼会、十夜法要と、あらゆる法要での説法であろう。印刷技術の発達によって掲示板伝道、文書伝道ハガキ伝道がおこなわれるようになった。拙寺でも「ハガキ伝道」や「テレホン説法」の経験があり、教化活動も多様化してきたなかで、時代のニーズにあった教化活動の一つとして、「 願成寺メールマガジン 」と名付けてメールマガジンを発行することにした。

 寺院という特質から、教化の対象となるのはお年寄りという現実は否定できない。また檀信徒全体からすれば、どれほどの人が、インターネットを利用しているかと考えるとその効用ははなはだ微少と思われるが、新しい形での教化活動として実験的に発信することにした。

 インターネットによるメールマガジンの配信は、お寺に足を運ぶことの少ないあらゆる世代の皆さまに語りかけることができるであろう。また拙寺のお檀家さま以外の皆さまとも、お寺とのつながりを持たせていただく方法としては最良と考えております。

 毎月二回とは申せ、浅才なわたくしにとってはかなりの重圧となっていくであろうことは想像にかたくない。三回で中止するわけにもいかず、発信を決意するのに一年もかかった始末である。

 諸大徳の応援をお願いいたしながら、皆さまとの交流の場としていきたいと存じます。よろしくお願い申しあげます。

 天主君山現受院願成寺住職
魚 尾 孝 久


 







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