願成寺ホームページは、 こちら(http://ganjoji.com/)です。

次回配信日は、7月15日です。





施餓鬼旗


12人の僧侶で営まれます



 本年度は、四年ぶりにお檀家さん参加のもとで、お施餓鬼法要が勤修された。やはりコロナ感染が落ち着いたといえ、若干お参りの方が少なかったようであるが、まず無事に開催することができたことが、何よりも嬉しい。お陰さまで住職夫婦は感染することはなかったが、息子家族は全員感染をした。幸いにもみな軽かったので心配もなかったが、わが願成寺ではこの1月にお檀家さんが3人亡くなっている。それだけに注意に越したことはないとの思いである。

 さて、お施餓鬼法要については、浄土宗が発行している案内があるので引用させていただく。
   「おせがきの意味」
 おせがき(施餓鬼会)は、その字の表すとおリ、「餓鬼に施すため」の法要という意味を持っています。餓鬼とは、物惜しみや嫉妬などの行いの報いとして、飲むこと食べることが自由にならない、飢えに苦しむ世界に堕ちてしまった衆生(生命)のことです。たえず苦しみにあえぐ餓鬼たちに食べ物、飲み物を施し、それらの苦しみから離れ、極楽浄土に往生することを願ってお念仏の功徳をたむける、それがおせがきの趣旨です。
 そしてその善行による功徳を、ご先祖さまや今は亡き大切なあの方へと振リ向けることも、大きな眼目といえるでしょう。
 先立たれた方々へのご供養はもちろんのことですが、私たちの心の中に、ともに与え合い、支え合う布施の精神を育む機会としたいものです。

 餓鬼の供養ですので、てんこ盛りのご飯に、施餓鬼の旗を立て、たくさんの野菜や果物そしてお菓子をお供えします。また、たくさんのお坊さんが集まりますので、ご先祖さまや新しくご浄土へ旅たたれたお方のご供養も合わせてお勤めします。

 そして案内にありますように、「私たちの心の中に、ともに与え合い、支え合う布施の精神を育む機会としたい」ものです。

 天主君山現受院願成寺住職
魚 尾 孝 久









新型コロナウィルス感染防止のために

 年忌法要は、感染防止策をとりながら、親族中心におこなっております。

 なお、お墓参り、付け届けは、密となりませんので、お出かけ下さい。

 

墓地清掃とそうめん流し

 恒例となりました、お盆の墓地清掃をおこないます。檀信徒総出でのお掃除の機会でもあり、また、本年より「そうめん流し」も用意いたしておりますので、ご家族とともにご参加いただけますようお願い申し上げます。

日   時
7月2日(日) 9時より(雨天決行)

 

7月のお盆棚経

 お盆の棚経は、「お寺での棚経」 が中心となりますが、6月下旬にハガキにてご案内申しあげます。

 

お盆灯籠流しの販売

 7月16日、三島市仏教会主催の「灯籠流し」が水泉園(白滝公園)でおこなわれます。7月1日より、灯籠を販売いたします。

 

辻 説 法 の 会

 お茶を飲みながら、法話をお聴きになりませんか!

日   時
7月21日(金) PM6:00〜7:30
会   場
茶房「 欅(けやき) 」 2F TEL:055-971-5591
講   師
願成寺住職 魚尾 孝久 師
参 加 費
500円 (飲み物は各自でお支払いください)
主   催
県東部青少年教化協議会(この会は、特定の宗派にこだわらず、
ひとりでも多くの方々に仏教を伝えることを目的に活動する団体です。)
次   回
8月18日(金) 同時刻  常林寺住職 山田 太壱 師

 

宗祇法師の会 (7月例会)

 日大名誉教授藤岡武雄先生を中心といたしまして、宗祇法師の顕彰と研究をする会です。
どなたでも参加できます。申込は不要ですので当日お出掛けください。

日   時
7月31日(月) PM1:30〜3:30
会   場
願成寺 TEL:055-975-1763
参 加 費
無料
主   催
三島ブランド 三島宗祇法師の会








▼ 文学講座のお誘い
 願成寺公開文学講座といたしまして、『源氏物語』を読んでおります。写本(青表紙本、新典社刊)と活字本とを対校しての講読ですが、参加者全員で声を出しての読みますので初心者の方でもご自由に参加いただけます。
現在、「須磨」の巻に入ったところで、朧月夜との事件から都に居られなくなった光源氏が、須磨へと旅立つところです。
ご一緒に、光源氏とともに須磨への旅を始めましょう。

開 催 日
 毎月 第1,3土曜日(変更あり)
開催時間
 10時〜11時30分
場  所
 願成寺庫裡
費  用
 無料(教科書はお求めいただきます。 1000円〜2000円)
申し込み
 電話、FAX、E-mail

※ご参加をご希望の方は、檀家、非檀家を問わず、どなたでもご参加いただけます。







 ラジオが唯一の情報源であった時代から、新聞やテレビが加わり、小学生までがパソコンや携帯電話を利用している時代となった。ひと昔前の学生の楽しみというと麻雀とお酒が定番であったが、町から雀荘が消え泥酔した学生の姿は少なくなった。これも学生たちの娯楽に選択肢が増えたからであろう。世の中はあらゆる選択肢が増え、情報のアイテムが氾濫し、多様性の時代といえよう。

 教化活動の基本としては、葬儀や年忌法要を始め、修正会、彼岸法要、施餓鬼会、十夜法要と、あらゆる法要での説法であろう。印刷技術の発達によって掲示板伝道、文書伝道ハガキ伝道がおこなわれるようになった。拙寺でも「ハガキ伝道」や「テレホン説法」の経験があり、教化活動も多様化してきたなかで、時代のニーズにあった教化活動の一つとして、「 願成寺メールマガジン 」と名付けてメールマガジンを発行することにした。

 寺院という特質から、教化の対象となるのはお年寄りという現実は否定できない。また檀信徒全体からすれば、どれほどの人が、インターネットを利用しているかと考えるとその効用ははなはだ微少と思われるが、新しい形での教化活動として実験的に発信することにした。

 インターネットによるメールマガジンの配信は、お寺に足を運ぶことの少ないあらゆる世代の皆さまに語りかけることができるであろう。また拙寺のお檀家さま以外の皆さまとも、お寺とのつながりを持たせていただく方法としては最良と考えております。

 毎月二回とは申せ、浅才なわたくしにとってはかなりの重圧となっていくであろうことは想像にかたくない。三回で中止するわけにもいかず、発信を決意するのに一年もかかった始末である。

 諸大徳の応援をお願いいたしながら、皆さまとの交流の場としていきたいと存じます。よろしくお願い申しあげます。

 天主君山現受院願成寺住職
魚 尾 孝 久


 







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