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次回配信日は、5月15日です。





今年のそら豆


成長点を取る


下の実を大きくするために上を摘果


来訪者(アブラムシを食べてくれる)

 新コロナウィルス感染防止のためすべての行事が中止となり、わずかな法務と家庭菜園に邁進する毎日である。農道にはたくさんの人たちがウォーキングしているが、用水路を挟んで十メートル以上離れているので、人に接することはない。毎日菜園に出かけ、夏野菜の準備である。

 今収穫しているものは、スナップエンドウ、そら豆、春菊、リーフレタスなどである。菜園で最も忙しいのが、春と秋の種まきや苗の植え付けである。ところが、この時期は春のお彼岸、秋のお彼岸であり、思うように菜園の仕事ができないのが悩みである。お寺の仕事が最優先であるので、菜園の仕事すべてを何とかしようと考えるのではなく、菜園の仕事に優先順位づけ、対処することにしている。種まきや植え付けが遅れ、収穫が遅れ、草取りが後回しにされ、虻蜂取らずになってしまうのが現実である。

 欲をかいていろいろな種類の野菜を作るが、そこでこのシーズンはこの野菜に力を入れようと決め、最優先の手入れをすることである。今年選ばれたのが、「そら豆」である。タキイ種苗の「仁徳」に決め、一房50g前後3粒入りを目標とする。毎年作つけるが、病気が出たり虫にやられたり、妻とふたりが楽しめる程度の収穫である。今年は、少なくともスーパーマーケットで売られている「そら豆」に負けないものを作ることが目標である。
 2月には、鹿児島産の「そら豆」が店先に並ぶので、4月下旬に収穫できるであろう我が家の「そら豆」を夢見ながら、早速買って食べてみる。収穫してから数日たっているのであろうか、初物の喜びは薄い。
 勝ち負けを云々するつもりは毛頭ないが、どんなプロの野菜であっても、家庭菜園の野菜が勝てるのは、新鮮さである。このところ朝夕に「そら豆」を茹でて食べるが、収穫して一時間とたたず口に入れているのである。特に豆類とトウモロコシの味は、時間との勝負である。

 11月1日に播種、12月中旬に定植、2月下旬暖かくなり始めると、一株に十数本くらいの芽が出てくるが、株の精力に応じて、5〜7本にして、倒壊防止の養生をする。3月になると花が咲き小さな実がなり始める。株もとから10節ぐらいまで実をつける。
 毎日の観察で、まず病気の出た株は、伝染を防ぐためにすぐに抜く。形の悪い実は早めに摘果する。1節に2果ついた場合には、小さい果を取る。株の頂点は、必要以上いらないので、摘み取る。そして追肥、病虫害の防除によって、立派な「そら豆」が誕生となるのである。
 おかげさまで、そこそこの「そら豆」ができた。

 立派な「そら豆」はとても美味しいのであるが、いささか心憂いものがある。もう少し特化しないで、肩を張らないで、作ることも大切なように思う次第である。家庭菜園だから。

 天主君山現受院願成寺住職
魚 尾 孝 久









新型コロナウィルス感染防止のため、

   源氏物語講座 は中止いたします。

   宗祇法師の会 は中止いたします。

   お施餓鬼会は、住職のみで勤修いたします。檀信徒の皆さまは、
   参加できません。お札は郵送申しあげます。

 

 


お 願 い

 今まで、お塔婆や香花等は、寺にて焼却しておりましたが、法改定により、平成14年12月1日から「野焼き」や「簡易焼却炉」によります、すべてのごみ等の焼却ができなくなりました。現在、願成寺にあります3基の焼却炉もすべて使用禁止となり、撤去いたしました。
 したがいまして、今後、墓参の折いらなくなりましたお花などのゴミにつきましては、下記のごとく、ご処理をいたしたく存じますので、ご理解とご協力をお願い申し上げます。



ゴミの分別

 ゴミは、次の4種類に分別してお出し下さい。

 「燃えないゴミ(ビン・カン)」
 市のゴミに出します
 「土に返すゴミ(花・香花)」
 寺にてチップにして土に返します
 「土に返すゴミ(草・落ち葉)」
 寺にて土に返します
 「燃えるゴミ(紙・ビニール)」
 市のゴミに出します

いらなくなりましたお塔婆は、寺にてチップにして土に返しますので、ゴミ箱の脇にお置き下さい。
ゴミ箱は水屋(水道)の近くに用意いたします。
飲物や食べ物は、動物が散らかしますので、お参りの後はお持ち帰り下さい。
お手数をおかけいたすことばかりでございますが、ダイオキシンをなくし、きれいな地球環境のため、切にご理解とご協力をお願い申し上げます。








▼ 文学講座のお誘い
 願成寺公開文学講座といたしまして、『源氏物語』を読んでおります。写本(青表紙本、新典社刊)と活字本とを対校しての講読ですが、参加者全員で声を出しての読みますので初心者の方でもご自由に参加いただけます。
現在、「須磨」の巻に入ったところで、朧月夜との事件から都に居られなくなった光源氏が、須磨へと旅立つところです。
ご一緒に、光源氏とともに須磨への旅を始めましょう。

開 催 日
 毎月 第1,3土曜日(変更あり)
開催時間
 10時〜11時30分
場  所
 願成寺庫裡
費  用
 無料(教科書はお求めいただきます。 1000円〜2000円)
申し込み
 電話、FAX、E-mail

※ご参加をご希望の方は、檀家、非檀家を問わず、どなたでもご参加いただけます。







 ラジオが唯一の情報源であった時代から、新聞やテレビが加わり、小学生までがパソコンや携帯電話を利用している時代となった。ひと昔前の学生の楽しみというと麻雀とお酒が定番であったが、町から雀荘が消え泥酔した学生の姿は少なくなった。これも学生たちの娯楽に選択肢が増えたからであろう。世の中はあらゆる選択肢が増え、情報のアイテムが氾濫し、多様性の時代といえよう。

 教化活動の基本としては、葬儀や年忌法要を始め、修正会、彼岸法要、施餓鬼会、十夜法要と、あらゆる法要での説法であろう。印刷技術の発達によって掲示板伝道、文書伝道ハガキ伝道がおこなわれるようになった。拙寺でも「ハガキ伝道」や「テレホン説法」の経験があり、教化活動も多様化してきたなかで、時代のニーズにあった教化活動の一つとして、「 願成寺メールマガジン 」と名付けてメールマガジンを発行することにした。

 寺院という特質から、教化の対象となるのはお年寄りという現実は否定できない。また檀信徒全体からすれば、どれほどの人が、インターネットを利用しているかと考えるとその効用ははなはだ微少と思われるが、新しい形での教化活動として実験的に発信することにした。

 インターネットによるメールマガジンの配信は、お寺に足を運ぶことの少ないあらゆる世代の皆さまに語りかけることができるであろう。また拙寺のお檀家さま以外の皆さまとも、お寺とのつながりを持たせていただく方法としては最良と考えております。

 毎月二回とは申せ、浅才なわたくしにとってはかなりの重圧となっていくであろうことは想像にかたくない。三回で中止するわけにもいかず、発信を決意するのに一年もかかった始末である。

 諸大徳の応援をお願いいたしながら、皆さまとの交流の場としていきたいと存じます。よろしくお願い申しあげます。

 天主君山現受院願成寺住職
魚 尾 孝 久


 







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