願成寺ホームページは、 こちら(http://ganjoji.com/)です。

次回配信日は、2月15日です。





1輪2輪ですが、河津桜が咲きはじめました。

 1月25日は浄土宗を開かれた法然上人のご命日でありますことから、近在のお寺さんの御忌法要に参り、1月のメルマガに書きました「三嶋大社」での初詣のお話をさせていただきました。
 嘘や狡(ずる)は、仏さまと神さまとお日さまには通用しないことを、合掌して一生懸命お参りしている姿をしても、そこに心がこもっておりませんと単なる手合わせになってしまい、仏さまと神さまとお日さまには判ってしまうことをご理解願いました。

 法要も終わり、参詣された皆さんと会食となりました。1年に1度のことで、40年来のお付き合いですので、話に花が咲きます。
 三嶋大社のお参りに、往復30キロの道のりを歩いての参詣であるとのこと、大変に驚きました。朝6時に自宅を出発して12時に帰宅して、奥さまとの朝食になるそうです。1時間に5キロ歩くには、相当の早足ということになります。
 車で行くのは簡単ですが、昔の人たちと同じ方法でお参りをしてみようと思われての参詣、大変なだけに価値があるとのことです。
 お念仏の十念も数時間にわたるお念仏も、その本質は同じことなのでしょうが、長時間にわたるお念仏は大変なだけに達成感を観じますのは、人間だからでしょうか。

 お酒がすすむほどに、失敗談も出てきます。
 ある時、スピード違反で警察に捕まったとのことです。20キロオーバーの事実を告げられ、その方は我に返ったそうです。そして警察官に「ありがとうございます。」「今日ここで捕まらなかったら、安全を無視した運転を続け、いつか重大な事故を起こしてしまったかも知れません。今我に返って安全運転に戻ることができて良かったです。」と、お礼を述べたのです。
 すると警察官が「取り締まりをして、お礼言われたのは初めてです」と。

 「人が見ていなければ」「急いでいるから」というような心持ちであったら、仏さまと神さまとお日さまは寂しいお顔をなさっていることであろうと。
 とても良い御忌法要と会食の席でした。

【御忌】ぎょ‐き
(1)天皇、皇后などの忌日に行なわれる法会(ほうえ)。また、貴人、仏教各宗派の開祖などの忌日の法会。ごき。
(2)特に、浄土宗の開祖、法然上人の忌日に行なわれる法会。浄土宗では、もとは陰暦正月一から二五日まで、明治以降は四月一九日から二五日までの七日間これを行なうのを例とする。京都、知恩院の行事は特に有名で知恩講といい、昔は京の人々はこれを遊覧の初めとして美しいきものを着、弁当を持って参詣し、これを弁当始めと称した。

【十念】じゅう‐ねん
(1)一〇種の心念。すなわち、念仏・念法・念僧・念戒・念施・念天・念休息・念安般(ねんあんぱん)・念身非常・念死の総称。
(2)阿彌陀仏の相好を一〇遍つづけて観想すること。またはその御名を一〇遍唱えること。十念称名。

 天主君山現受院願成寺住職
魚 尾 孝 久









朝日テレビカルチャースクール三島(第3期)

「 源氏物語」を味わう  〜 光源氏が誘う平安貴族の世界 〜

 源氏物語は、今から千年もの昔に作られた物語ですが、そこに描かれている世界は色あせることなく、現在に生きる私たちに数々の感動を与えてくれます。光源氏の案内で、恋の世界・親子の世界・夫婦の世界、そして死の世界を訪ねてみましょう。きっと新しい人生観を垣間見ることができますよ。

開 催 日
10月2日(金) スタート 第1・3金曜日 13:30〜15:00
会   場
朝日テレビカルチャースクール三島校(随時入学可、一回受講)
講   師
願成寺住職、大正大学非常勤講師  魚尾 孝久
受 講 料
3ヶ月 全6回 ・・・ 14,256円   1回 ・・・ 下記へお問合せ下さい
申   込
TEL:055-971-4041

 

大本山増上寺参拝と落語と鹿芝居(落語家のお芝居)観劇

 大本山増上寺参拝と落語と鹿芝居(落語家のお芝居)観劇のバス日帰りの旅をおこないます。ぜひともご参加をお待ちいたしております。(詳しいパンフレットをご請求下さい。)

日   時
2月15日(月) 日帰り
内   容
【午前】
  大本山増上寺参拝

【午後】
  国立演芸場観劇
    ≪落語≫
    ≪お楽しみ≫
    ≪リレー落語≫
    ≪リレー落語≫
    
     ― 仲入り ―
    ≪大喜利 鹿芝居≫
        「品川心中噂達引」(うわさのたてびき)
        
参 加 費
9,500円
申 込 み
電話、FAX、E-mail (受付期日までに)

 

第357回 辻説法の会

 お茶を飲みながら、法話をお聴きになりませんか!

日   時
2月19日(金) PM6:00〜7:30
会   場
茶房「 欅(けやき) 」 2F TEL:055-971-5591
講   師
三明寺 大嶽 正泰 師
参 加 費
無料 (飲み物は各自でお支払いください)
主   催
県東部青少年教化協議会(この会は、特定の宗派にこだわらず、
ひとりでも多くの方々に仏教を伝えることを目的に活動する団体です。)
次   回
3月11日(金) 同時刻  延命寺 高橋 俊行 師

 

宗祇法師の会 (2月例会)

 日大名誉教授藤岡武雄先生を中心といたしまして、宗祇法師の顕彰と研究をする会です。
どなたでも参加できます。申込は不要ですので当日お出掛けください。

日   時
2月22日(月) PM1:30〜3:30
会   場
願成寺 TEL:055-975-1763
参 加 費
無料
主   催
三島ブランド 三島宗祇法師の会

 

東日本大震災犠牲者慰霊と復興祈願法要の集い
東日本大震災支援物産即売会

 三島市宗教者懇話会の主催で、東日本大震災犠牲者慰霊と復興祈願法要の集いがおこなわれます。皆さまのご焼香をお願い申しあげます。また支援物産即売会も併設されますので、ご利用をお願い申しあげます。

日   時
3月11日(金) AM11時〜PM4:00  法要PM2:00
会   場
願成寺 本堂 境内
主   催
三島市宗教者懇話会

 

 


お 願 い

 今まで、お塔婆や香花等は、寺にて焼却しておりましたが、法改定により、平成14年12月1日から「野焼き」や「簡易焼却炉」によります、すべてのごみ等の焼却ができなくなりました。現在、願成寺にあります3基の焼却炉もすべて使用禁止となり、撤去いたしました。
  したがいまして、今後、墓参の折いらなくなりましたお花などのゴミにつきましては、下記のごとく、ご処理をいたしたく存じますので、ご理解とご協力をお願い申し上げます。



ゴミの分別

 ゴミは、次の4種類に分別してお出し下さい。

  「燃えないゴミ(ビン・カン)」
 市のゴミに出します
  「土に返すゴミ(花・香花)」
 寺にてチップにして土に返します
  「土に返すゴミ(草・落ち葉)」
 寺にて土に返します
  「燃えるゴミ(紙・ビニール)」
 市のゴミに出します

いらなくなりましたお塔婆は、寺にてチップにして土に返しますので、ゴミ箱の脇にお置き下さい。
ゴミ箱は水屋(水道)の近くに用意いたします。
飲物や食べ物は、動物が散らかしますので、お参りの後はお持ち帰り下さい。
お手数をおかけいたすことばかりでございますが、ダイオキシンをなくし、きれいな地球環境のため、切にご理解とご協力をお願い申し上げます。








▼ 文学講座のお誘い
 願成寺公開文学講座といたしまして、『源氏物語』を読んでおります。写本(青表紙本、新典社刊)と活字本とを対校しての講読ですが、参加者全員で声を出しての読みますので初心者の方でもご自由に参加いただけます。
現在、「須磨」の巻に入ったところで、朧月夜との事件から都に居られなくなった光源氏が、須磨へと旅立つところです。
ご一緒に、光源氏とともに須磨への旅を始めましょう。

開 催 日
 毎月 第1,3土曜日(変更あり)
開催時間
 10時〜11時30分
場  所
 願成寺庫裡
費  用
 無料(教科書はお求めいただきます。 1000円〜2000円)
申し込み
 電話、FAX、E-mail

※ご参加をご希望の方は、檀家、非檀家を問わず、どなたでもご参加いただけます。







 ラジオが唯一の情報源であった時代から、新聞やテレビが加わり、小学生までがパソコンや携帯電話を利用している時代となった。ひと昔前の学生の楽しみというと麻雀とお酒が定番であったが、町から雀荘が消え泥酔した学生の姿は少なくなった。これも学生たちの娯楽に選択肢が増えたからであろう。世の中はあらゆる選択肢が増え、情報のアイテムが氾濫し、多様性の時代といえよう。

 教化活動の基本としては、葬儀や年忌法要を始め、修正会、彼岸法要、施餓鬼会、十夜法要と、あらゆる法要での説法であろう。印刷技術の発達によって掲示板伝道、文書伝道ハガキ伝道がおこなわれるようになった。拙寺でも「ハガキ伝道」や「テレホン説法」の経験があり、教化活動も多様化してきたなかで、時代のニーズにあった教化活動の一つとして、「 願成寺メールマガジン 」と名付けてメールマガジンを発行することにした。

 寺院という特質から、教化の対象となるのはお年寄りという現実は否定できない。また檀信徒全体からすれば、どれほどの人が、インターネットを利用しているかと考えるとその効用ははなはだ微少と思われるが、新しい形での教化活動として実験的に発信することにした。

 インターネットによるメールマガジンの配信は、お寺に足を運ぶことの少ないあらゆる世代の皆さまに語りかけることができるであろう。また拙寺のお檀家さま以外の皆さまとも、お寺とのつながりを持たせていただく方法としては最良と考えております。

 毎月二回とは申せ、浅才なわたくしにとってはかなりの重圧となっていくであろうことは想像にかたくない。三回で中止するわけにもいかず、発信を決意するのに一年もかかった始末である。

 諸大徳の応援をお願いいたしながら、皆さまとの交流の場としていきたいと存じます。よろしくお願い申しあげます。

 天主君山現受院願成寺住職
魚 尾 孝 久


 







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