願成寺ホームページは、 こちら(http://ganjoji.com/)です。

次回配信日は、2月16日です。





源氏物語『須磨』巻頭(青表紙本、新典社刊)

 「初夢」とは、文字どおりお正月に見る初めての夢であるが、その起源は文献によると節分から立春に見る夢をいう。そこで4日の立春を前にして、「初夢」のメルマガとなる。

 宝くじが当たってお金持ちになる夢も捨てがたいが、日頃『源氏物語』を嗜んでいると、紫式部直筆の『源氏物語』が発見されたという夢を見る。専門家にいわせると、「夢ではなく、妄想だ」といわれてしまいそうであるが。
 『源氏物語』が書かれて一千年余りを経ており、写し継がれるうちに本文の移動が発生してしまった。原本がないゆえに本文の研究に膨大な年月と人物が費やされてきたのである。本文の研究は、あくまでも『源氏物語』を知る「手段」であるのだが、時として「目的」になってしまうことすらある。
 直筆本の発見は、天地をひっくり返すといわないまでも、今世紀最大の発見と新聞各社は第一面で報じ、国宝指定は必定である。

 夢であるから、その発見された『源氏物語』を私が入手する算段と相成った。三島に「源氏物語博物館」を建設し、原本の公開と出版関連事業をおこなうのである。その経済効果は計り知れないものがあるだろう。
 まず問題となるのが金額であるが、想像も付かない。世界的企業や日本の国との価格競争に勝たねばならない。仮に100億円としよう(もっと高いかも知れないが)。そんなお金があるわけもなく、私にとっては資金の調達が問題となる。
 お酒の席であるが、金融機関の最高責任者に話をしたが、笑うだけで返事はなかった。
 私のシミュレーションのなかで一番問題なのは、だれがどのような方法で、紫式部の直筆と認定するかである。発見の経緯にもよるが、紫式部の直筆が存在しない現代で。

 夢はさておき、『源氏物語』が書かれてから500年ほどの書写であるが、お寺で写本の『源氏物語』を読んでいる。ご参加をお待ちしております(「お知らせ」の覧参考)。

【初夢】はつ‐ゆめ
年の初めに見る夢。
(イ)節分の夜から立春の明けがたに見る夢。
*山家集「たつ春の朝よみける 年くれぬ春来べしとは思ひ寝にまさし
 く見えてかなふ初夢」
*俳諧・増山の井「初夢 立春の朝の夢也」
随筆・嬉遊笑覧「いつにても節分の夜のを初夢とするなり。今江戸にて元日をおきて二日の夜とするものは其故をしらず」
(ロ)大晦日の夜から元日の朝にかけて見る夢。または正月元日の夜の夢。また、二日の夜の夢。宝船の絵を枕の下に敷いて寝ると吉夢を見るといわれる。《季・新年》
*俳諧・曠野〔1689〕二・歳旦「初夢や浜名の橋の今のさま〈越人〉」
(日本国語大辞典)

 天主君山現受院願成寺住職
魚 尾 孝 久









大本山増上寺参拝と落語と鹿芝居(落語家のお芝居)観劇

 大本山増上寺参拝と落語と鹿芝居(落語家のお芝居)観劇のバス日帰りの旅をおこないます。ぜひともご参加をお待ちいたしております。(詳しいパンフレットをご請求下さい。)

日   時
2月12日(木) 日帰り
内   容
【午前】
  大本山増上寺参拝

【午後】
  国立演芸場観劇
    ≪落語≫
    ≪お楽しみ≫
    ≪リレー落語≫
    ≪リレー落語≫
    
     ― 仲入り ―
    ≪大喜利 鹿芝居≫
    「人情裏長屋」〜 井戸の茶碗 〜 脚本=竹の家すゞめ
        千代田卜斎     金原亭 馬生
        屑屋清兵衛     林家 正雀
        高木佐久左衛門  金原亭 世之介
        中間良助       古今亭 菊春
        板前半次       金原亭 馬治
        屑屋万吉       金原亭 馬吉
        娘お糸        林家 彦丸
        家主太兵衛     蝶花楼 馬楽
        
参 加 費
8,800円
申 込 み
電話、FAX、E-mail (受付期日までに)

 

第345回 辻説法の会

 お茶を飲みながら、法話をお聴きになりませんか!

日   時
2月13日(金) PM6:00〜7:30
会   場
茶房「 欅(けやき) 」 2F TEL:055-971-5591
講   師
三明寺 大嶽 正泰 師
参 加 費
無料 (飲み物は各自でお支払いください)
主   催
県東部青少年教化協議会(この会は、特定の宗派にこだわらず、
ひとりでも多くの方々に仏教を伝えることを目的に活動する団体です。)
次   回
3月13日(金) 同時刻  延命寺 高橋 俊行 師

 

宗祇法師の会 (2月例会)

 日大名誉教授藤岡武雄先生を中心といたしまして、宗祇法師の顕彰と研究をする会です。
どなたでも参加できます。申込は不要ですので当日お出掛けください。

日   時
2月16日(月) PM1:30〜3:30
会   場
願成寺 TEL:055-975-1763
参 加 費
無料
主   催
三島ブランド 三島宗祇法師の会

 

 


お 願 い

 今まで、お塔婆や香花等は、寺にて焼却しておりましたが、法改定により、平成14年12月1日から「野焼き」や「簡易焼却炉」によります、すべてのごみ等の焼却ができなくなりました。現在、願成寺にあります3基の焼却炉もすべて使用禁止となり、撤去いたしました。
  したがいまして、今後、墓参の折いらなくなりましたお花などのゴミにつきましては、下記のごとく、ご処理をいたしたく存じますので、ご理解とご協力をお願い申し上げます。



ゴミの分別

 ゴミは、次の4種類に分別してお出し下さい。

  「燃えないゴミ(ビン・カン)」
 市のゴミに出します
  「土に返すゴミ(花・香花)」
 寺にてチップにして土に返します
  「土に返すゴミ(草・落ち葉)」
 寺にて土に返します
  「燃えるゴミ(紙・ビニール)」
 市のゴミに出します

いらなくなりましたお塔婆は、寺にてチップにして土に返しますので、ゴミ箱の脇にお置き下さい。
ゴミ箱は水屋(水道)の近くに用意いたします。
飲物や食べ物は、動物が散らかしますので、お参りの後はお持ち帰り下さい。
お手数をおかけいたすことばかりでございますが、ダイオキシンをなくし、きれいな地球環境のため、切にご理解とご協力をお願い申し上げます。








▼ 文学講座のお誘い
 願成寺公開文学講座といたしまして、『源氏物語』を読んでおります。写本(青表紙本、新典社刊)と活字本とを対校しての講読ですが、参加者全員で声を出しての読みますので初心者の方でもご自由に参加いただけます。
現在、「須磨」の巻に入ったところで、朧月夜との事件から都に居られなくなった光源氏が、須磨へと旅立つところです。
ご一緒に、光源氏とともに須磨への旅を始めましょう。

開 催 日
 毎月 第1,3土曜日(変更あり)
開催時間
 10時〜11時30分
場  所
 願成寺庫裡
費  用
 無料(教科書はお求めいただきます。 1000円〜2000円)
申し込み
 電話、FAX、E-mail

※ご参加をご希望の方は、檀家、非檀家を問わず、どなたでもご参加いただけます。







 ラジオが唯一の情報源であった時代から、新聞やテレビが加わり、小学生までがパソコンや携帯電話を利用している時代となった。ひと昔前の学生の楽しみというと麻雀とお酒が定番であったが、町から雀荘が消え泥酔した学生の姿は少なくなった。これも学生たちの娯楽に選択肢が増えたからであろう。世の中はあらゆる選択肢が増え、情報のアイテムが氾濫し、多様性の時代といえよう。

 教化活動の基本としては、葬儀や年忌法要を始め、修正会、彼岸法要、施餓鬼会、十夜法要と、あらゆる法要での説法であろう。印刷技術の発達によって掲示板伝道、文書伝道ハガキ伝道がおこなわれるようになった。拙寺でも「ハガキ伝道」や「テレホン説法」の経験があり、教化活動も多様化してきたなかで、時代のニーズにあった教化活動の一つとして、「 願成寺メールマガジン 」と名付けてメールマガジンを発行することにした。

 寺院という特質から、教化の対象となるのはお年寄りという現実は否定できない。また檀信徒全体からすれば、どれほどの人が、インターネットを利用しているかと考えるとその効用ははなはだ微少と思われるが、新しい形での教化活動として実験的に発信することにした。

 インターネットによるメールマガジンの配信は、お寺に足を運ぶことの少ないあらゆる世代の皆さまに語りかけることができるであろう。また拙寺のお檀家さま以外の皆さまとも、お寺とのつながりを持たせていただく方法としては最良と考えております。

 毎月二回とは申せ、浅才なわたくしにとってはかなりの重圧となっていくであろうことは想像にかたくない。三回で中止するわけにもいかず、発信を決意するのに一年もかかった始末である。

 諸大徳の応援をお願いいたしながら、皆さまとの交流の場としていきたいと存じます。よろしくお願い申しあげます。

 天主君山現受院願成寺住職
魚 尾 孝 久


 







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